森くん

SMAPの森くん。

 
ずいぶん前の話になる。昔話だね、もう。
 
唐突に彼がSMAPを辞めた後、まるで元から彼はSMAPにはいなかったかのように振る舞ったテレビがずーっと嫌だった。
初めて覚えたテレビへの、もっと言えば、見せる側への不信感だったかもしれない。
その不信感が心の奥の壁に澱のようにずっと貼り付いたままだった。
今にして思えば傷ついたんだろうと思う。多分、ファンはほとんどそうだったのではないだろうか。
 
でも私たちは、私たちを置いていった彼の勝手を受け入れるしかなかった。彼の夢なのだから、という人もいたし、夢とは自分の為の勝手なものだから受け入れるしかなかったのだ。
 
しかし、それが数年前から微かに変化し出した。
(眠いので、続きます)