昼顔 5話

初めて観たのは5話。
偶然でもなく狙って観た。
何故なら、サワと教師が一線を越えるから。

本を読むとき、あとがきから読んだり、ネタバレが平気だからかなあ。そこに至るまでのドキドキは別に要らなかったと思ったから。

一線を越えるというのは、私の中でひと区切りついたっていう認識だからかも。ある意味そこで終わり。

見ながら思ったのは、こういう感情や衝動、言葉に酔うということが出来なきゃ恋愛は始まらないなあと。
もちろんドラマですから、言葉選びが秀逸で、すごく酔いしれてたなあ。

さすが、井上由美子さん。私が制作サイドに重きを置いて、ドラマを見るというきっかけを作って下さった方。

話がそれた。

熱っぽさを抑えきれずに始まってしまった、ふわふわした地に足の着かない、この恋はすぐに終わるだろう。
でも一方で。
不倫のウンチクを、不倫初心者に説く先輩のなんて可愛らしいことか。同じような立場の自分を奮い立たせる為だけの言葉なんだろうと思って聞いていると、なかなかに切ない。
悪ぶってる思春期の女の子のようにしか見えないこういう人は、きちんと愛されたいだけの、素直な人なんだと思うから。ぎゅっと抱きしめて欲しいだけなんだろう。

双方のダンナとかは、ちょうどいいスパイスだと思う。ちゃっかり社内不倫してたり、発信機取り付けたりとか。

双方の不倫相手は、影のように女性達の感情を浮かび上がらせていて、これまたちょうどいい。感情表限がないのがいいな。

なので引き続き6話も見る。