華麗なる逆襲を待ってる

さーてさて。
ってこんな軽い口調で話す事が、果たして正解なのかどうかわからないけど。
スマスマの生放送から一晩経ったので、自分の気持ちや思考を整理するためにも書いていこうかなと思う。

結果からいうと。
彼らの口から話してくれることが私たちの全てだ、っていう事には変わらなかった。ハッキリしない、わからない、そう思うのはそれが今の彼らのいま現在の心境であり、現状なんだろうなあと思った。ハッキリしないし、これから先が分からない。そういう現状なんだろうなって私は理解した。だから個々の話す内容が明確になってなかったんじゃないのかなあ。ハッキリ話せることが何もなかった。ただそれに尽きるんじゃないんだろうか。それでも彼らは生放送に踏み切ってくれた。それが誠意なんだと思う。分かりません、っていうために番組の枠を開けて生放送で五人揃って。それを誠意以外の何と表せばいいんだろう。

解散に対して明確な答えを求める人は自分がスッキリしたいだけなんだろうと思う。五人の葛藤や気持ちは知った事ではない。自分がスッキリしたいだけなんだ。そう言われているようで、わたしはそういう人たちが随分暴力的に思えた。
責任を明確にして何かにて押し付けようとするのもなんか違うと思った。押し付けて何が解決するんだろう。結局は悪者をハッキリさせて怒りを爆発させて自分がスッキリしたいだけなんじゃないんだろうか。ちなみに、くだらないアンチがtwitterで騒いでいるのはハッキリ言ってくだらないなあと思って見ていた。

白黒つけるのは実は簡単な事だった。中居くんが真ん中で「SMAPは解散しません」とひとこと言って、他の4人がそれに頷けばいいだけだ。おそらくこういう事を望んだ人は多かったと思う。

でもそれが彼らの出した答えではなく、ただ私たちに対してだけのパフォーマンスだったらどうだろう。言うなれば優しい嘘だ。みんなが世間が納得するようなものを彼らは用意できるし、しばらくはいいだろう。でもそれで本当にいいのか?


話はここで嵐にそれる。
嵐は一昨年、15周年だった。いろんな番組でお祝いしてもらったり、ライブもハワイという華やかな舞台で行われたりもした。それは5人の結束がぐっと強まっていったようにも思えた。この年はそれぞれに思うことがあったようで色々と聞いたことのない話が出たりもした。その中で、大野くんが10周年を迎えて嵐を辞めようと思っていた、と告白したのだ。正直本当にびっくりした。10周年は大野くんの初の個展も開かれたが、あれは彼の置き土産のつもりだったんだろう。
私は5周年を迎えたあたりでファンになり、彼が脱退を考えていた時期は本当に嵐のライブが楽しくて本当に幸せだった。五人もすごく楽しそうでどんどん知名度が上がっていった時だったので、まさかその時期に、と思って本当にびっくりした。そして傷ついた。大野くんが辞めたいと悩んで答えを出していた時に私には何も見えていなかった。楽しくて幸せで、きっと彼らもそうなんだろうって勝手に思ってた。私の目なんてとんだ節穴だ。そう自分を責めて、しばらく嵐を見るのが辛かった。幸せそうに見えたって人間わかんないもんだな。当たり前のことなんだけど、今更ながらにそれは私の教訓になった。


そういう事をSMAPにさせていいのか。
事情や原因は全く違うけれど、困難な時に笑顔で大丈夫だよ、って言われるのが本当にいいんだろうか。大変な時、困難な時、辛いけど先も見えないけど一緒に乗り越えていこうって、俺を信じて付いてきてくれって言ってもらったほうが絶対にいいんじゃないんだろうか。

私は絶対そう思う。
どうかSMAPはこの現状を乗り越えて、私たちも後輩たちも引き連れて、華麗なる逆襲をして欲しい。
どこに、誰に、っていうのではなくこの曖昧な現状を招いた全てに。
(私は誰も謝罪しなくていいと思ってる。起こるべくして起こった事だとも思ってるから。)


何処までもついていく覚悟も、待つ覚悟も、背中を押す準備もできている。