タントウってなに?カケモチっておいしいの?
DVDレンタル80円②
はい、2本目これ借りました。言わずもがな、現在の大河「黒田官兵衛」岡田氏の5年前くらいの作品。つまり、SP以前ですな。身体が今ほどゴツく無いのでちょっと新鮮。恋愛モノは岡田氏も言ってるけどあまり無いんだよねえ。これと東京タワーくらいしか私も見てないな。
見始めてあんまり期待していない自分がいたのは確か。あまり気乗りしないで見始めたし。でも最後30分位はもう、釘付けになってしまった。急にぐん!と引力が強まったんじゃないんだろうかというくらいの展開。いやあ久しぶりに引き込まれた!恥ずかしそうに連絡網を回す岡田氏。声をかけるタイミングを逃す岡田氏。か、かわいい。。。これっておとなりさんのこと気づいてたんだろうか。昔好きだったりしたんだろうか。その辺を明確に描かれていないのがこれまた素晴らしい。全てを丁寧に描いてくれるのもいいけど、解釈はあなた次第っていうのがとても好き。
わたし的には、最後のエンドロールがたまんなく好きです。本当にすごく印象に残った。この映画の醍醐味は、この最後に集約されてると言ってもいいんじゃないだろうか。
見終わって、これを80円で借りた事に後ろめたさを感じた。多分近いうちにDVD買うと思う。
なんでなんだろう。ささやかな恋愛映画で特に大きなことが起きるわけでもない。ロマンティックな展開も濃厚なラブシーンもない。それでも、最後のエンドロールに向かって集められていった音のピース達が一気にぎゅっと組み合わさって組曲が出来上がったかのような感動。
純粋にいいなあと思えた。恋愛が、っていうと陳腐になってしまうので言わないけれど。
また見直そう。
DVDレンタル80円①
告白は、ドラマ「Nのために」を見ているのでようやく重い腰を上げた感じ。この映画が世間を巻き込んで話題になっていた時は、正直怖くて見れなかった。湊さんの作品って闇が大きすぎて、その闇に溺れてしまいそうだったから。そういう作品にはやはり触れることに躊躇してしまうので今回はいい機会だった。
見終わって、その感想を人と語った後にその闇への躊躇というものに対して腑に落ちた事があった。それは、誰もが持っているちょっとした感情の乱れが繋がって繋がってああいう事象が起きてしまう。だからこそ、その闇が怖いんだなっていうことだった。だって私にも家族にも電車で隣に座った人誰にでも起こり得る感情だから。闇がどこにでもあるっていう漠然とした怖れを彼女は描いている。だから映像化されやすいのかな。
ただ、見終わった後に闇があまり重く残らないことの不思議。それって、初めは謎だった事が解かれてゆき、原因が些細な事に分散されてしまうからこそ、見終わった後が意外とあっさりしてしまうということなんだろうか。べた塗りのような液体のような重さの闇で、それに溺れてしまうと思っていたのが、近づいたら細かい霧のような闇の集合だったから結局は濡れなかった、みたいな。夏のミストシャワーみたいな恐怖っていまいち怖くないもんね。
意外と、長くなってしまった。2本目は後で。
この秋の忙しさったら
切ない。この切なさを最大限に盛り上げる主題歌を流すタイミングが、もう!すごく!!良くて。もう買うしか無かった。
しまった。このドラマの話は次回に持ち越そう。なんたって気付けばもう最終回。すごく素敵なドラマ。ああ、忙しくてもいいや。